Sym•Proceed

SP-MP500

進化を遂げた透明度とフレキシビリティ
スタジオに比類無きトランジェントサウンドを

SP-MP500
Pre Amp
SCROLL

周波数特性は更にフラットに、応答特性の安定性がナノ・セカンド単位で向上。
原音忠実度が更なる向上を遂げました。

  • 周波数特性

    赤:SP-MP500 緑:SP-MP2
    SP-MP500では10MHzのピークがなくなり、20MHz付近までフラット

  • 応答特性

    赤:SP-MP500 緑:SP-MP2
    SP-MP500では0.1ナノ・セカンド単位で安定動作

  • 進化する、マイク・プリアンプ
    MPシリーズ

    高解像度化が進んだレコーディング技術と再生環境の進化はマイク・プリアンプにも進化を必要としました。トランジェントに優れ、原音に忠実、トラックを重ねても飽和することのないサウンドが必要です。

    2011年、SP-MP4から始まるSP-MPシリーズはその時代の変化に応えたプリアンプです。そのSP-MPシリーズの比類なきトランジェントサウンドが更なる進化を遂げたSP-MP500の登場です。

  • すべては透明な音と、
    高いトランジェント特性のために。

    SP-MPシリーズ共通である、固定抵抗によるゲイン・セレクター、帰還抵抗など極限まで絞られた構成部品はその一つ一つが、音の立ち上がりを逃さず、余韻を濁らせず、ピアニッシモからフォルテッシモまで演奏者のダイナミクス表現をそのまま捉える高速なトランジェント特性や、超低域から倍音まで透明に伝える周波数特性に結びついています。更に本モデルではオーディオ用として定評高いMuseコンデンサーを採用。応答特性がナノ・セカンド単位で向上し、比類なき音質が更にピュアになりました。

    SP-MP500はアプリケーションに合わせて自由なコンフィギュレーションに対応可能な500シリーズ・フォーマットで登場です。使用環境に応じ、1chから2ch、4ch..と容易に拡張が可能です。

    良質なマイクとSP-MP500をセットアップすれば、声、楽器が奏でる音、表現をありのままにレコーディングが可能です。パフォーマンスの魅力の全てを作品に収めてください。

  • 固定抵抗使用の3dBステップ・ゲイン・セレクター

    音質劣化の原因となる可変抵抗器ではなく、
    各設定ごとに固定抵抗を使用したゲイン・セレクターを搭載。
    ゲイン設定に関わらず、ロスを極限まで抑えたピュアなゲインが得られます。

  • +66dBゲイン

    66dBもの高ゲインが得られるため幅広いタイプのマイクに対応。
    しかも、原音を忠実に増幅するため、原音に忠実なマイクでは正確に音を再現、
    真空管マイク、リボン・マイクのキャラクターも忠実に音に表現されます。

  • 操作性と機能美を備えたアルミ削り出しパネル

    バルミューダ社が手掛けたSP-MP4のデザインを踏襲した7mm厚のフロントパネルは、世界的に評価が高い入曽精密製のアルミ削り出し。
    操作性に配慮した大型のゲイン・スイッチにより操作性と機能美を兼ね備えています。

  • 音を変質させないための結論

    一般的なバランスイン/アウトのプリアンプ回路に比べ、
    1/3以下にまで絞り込んだ部品点数。
    チップ抵抗に比べ割高な帰還抵抗を採用するなど、厳選された部品。
    すべてが、音を変質させないための結論です。

  • NEW

    オーディオ用として定評高いMuseコンデンサを搭載

    音質劣化の原因となる可変抵抗器ではなく、
    各設定ごとに固定抵抗を使用したゲイン・セレクターを搭載。
    ゲイン設定に関わらず、ロスを極限まで抑えたピュアなゲインが得られます。

FEATURES
  • ピュアでフラットなSP-MPシリーズ最高音質
  • リボンマイクにも対応可能な+66dBゲイン
  • 固定抵抗による3dBステップ・ゲイン・セレクター
  • 48Vファントム電源搭載
  • ローカット・フィルター搭載(40Hz、-6dB/oct)
  • -20dB Pad搭載
  • 極性反転スイッチ搭載
三船雅也(ROTH BART BARON)が語る

ファースト・インプレッション

主に今回はボーカルとアコースティックギターで使用させていただきました。

SP-MP500を通すとナチュラルに出過ぎてしまうハイの音をトリートメントしてくれてミドルからローにかけて独特の粘りをもたらしてくれます、ボーカルに対して自然に押し出したような上品な温かみを足してくれるのが印象的でした。

プリアンプに何も通していない音だとどうしても腰高になってしまいいくつかプラグインを使用しなくてはなりませんが、いちどSP-MP500を通した音を聞くともう何も通さない元には戻れない物足りなさを感じてしまいました。

ボーカルRECをしていてもアコースティックギターをRECしていてもまず音を弾いた瞬間から反応してくれるアタックの良さ、音の輪郭を出してくれるナチュラルさがすばらしいですね。

ゲインレンジも広く、小さな音でも余裕を持って拾うことができます、個人的に古い機材を持っていたりいろいろな出力の小さな古い機材を使ったりする自分の制作環境には非常にありがたいです、初めてどんなプリアンプを買ったら良いだろうと考えている方にも最初のベーシックな一台としてお勧めできますね。

劇的な効果というわけではないんですが、流行り廃りに流されないずっと手元に残ってくれる信頼できるプリアンプだと思います。

SPEC
特性
Minimum Gain 0dB 3dB per step, 23 steps
Maximum Gain 66dB 3dB per step, 23 steps
Frequency Response <+0.1 / -0.1dB/td> sub 1 Hz to beyond 300 kHz
Total Harmonic Distortion + Noise < .0006%, Typ 12 dB Gain, DC block Hz - 22 kHz bandwidth, +4 dBu In
Intermodulation Distortion < .0004%, Typ (50 Hz & 7 kHz) 12 dB Gain, +4 dBu In
Phase Response < 2 degrees deviation 12 dB Gain, 10 Hz - 200 kHz bandwidth, +4 dBu In
Slew Rate > 160 Volts per microsecond 12 dB Gain, +16 dBu Out
Maximum Input Level +24 dBu no attenuator pads required
Maximum Output Level +24 dBu
Output Impedance < 150 ohms ±7.5V Minimum Output Swing with 120mA

本製品の使用には500シリーズ・シャシーが必要です。
製品の改善のため予告なく仕様が変更になることがあります。

Made in Japan

ACCESORY
  • SP-BP500: 500シリーズ用1スペース・ブランクパネル(別売)

    500シリーズ専用の1スロットサイズのブランクパネル。
    加工精度0.003mmを持つ入曽精密によるアルミ削り出し。
    SP-MP500同様の7mm厚のパネルのコーナーに施された切り込みが空きスペースをソリッドに演出します。

LINE-UP
製品ラインナップ 製品ラインナップ
SP-MP500 : Pre Amp ¥127,600(税別価格 116,000円)
SP-BP500 ¥20,900(税別価格 19,000円)

視聴、ご予約の申し込みは、各ディーラーへお問い合わせください。

*製品の改善のため予告なく仕樣・外観が変更になることがあります

SP-MP SERIES USER STORIES

Marc Urselli

(グラミー受賞 レコーディング・エンジニア)

極めてトランスパレントなサウンド。色付けを排除したサウンドのプリアンプを使用したい時、入力した音をそのままのサウンドを求める時、そう、マイクが拾った本当の音を聞きたいとき。その時のためにあるプリアンプだ。

Jim Anderson

(グラミー受賞 レコーディング・エンジニア・プロデューサー)

第一印象は非常に良かった。サウンドはクリーン、クリアでトランスパレント。それでいて程よくパンチがある。ファースト・クラス・マイク・プリアンプに加わった新星だ。

沢口 真生

音楽プロデューサー・エンジニア

反応も良く、非常にクリーンで素直な音。マイクの特性も良くでています。ゲインを上げたときの方がより良い音がするので、高いゲインが必要なリボンマイクなどに良いだろうね。音についての満足度?92点。満点に近いですね。

飛澤 正人

エンジニア・サウンドプロデューサー・コンポーザー・アレンジャー

「洗練された外観がすべてを物語る!」
SP-MP4はハイテクかつピュアなサウンドが持ち味だ。マイクプリアンプに私が求めるもの。それは原音に忠実でマイクや楽器のパフォーマンスを最大限、引き出してくれるということだ。

伊藤 圭一 (Kim Studio)

音楽プロデューサー・エンジニア

高次の倍音まで、位相が整っているため、濁りが無く生々しい印象です。しかも、アタックの立ち上がりやトランジェントが素晴らしいです。クリアーで、スピード感があり、音の純度が高く、生々しくて、近い感じがします。

吉田 保

エンジニア

f特とか、すごくいい。透明感があり、実際に録音してみたんですが、EQを使わなくてもしっかりした音になってくれていた。広いダイナミクスレンジによって、細かいニュアンスが拾いやすいし、小さな音も輪郭が崩れない。

*一部SP-MP2/SP-MP4発売時のコメントを含みます